安定打座と河原温

「水彩画個人レッスン」について
07 /13 2019
images (7)

世界で最も有名なコンセプチュアルアートの河原温。
1965年頃からニューヨーク・ソーホーに住み活動し、
主にToday"シリーズを制作。
1932~2014.
2014年以降、I'm still alive.の発信メールアートは幕を
閉じます。
「僕以外のコンセプチュアルアートは退屈だろう?」
という言葉を残していますがそれさえもコンセプチュ
アルアートそのもののです。
先日のデ・マリアといい僕の師匠ともいえるSol Lewitt
、ジェームズ・タレル、ドナルド・ジャッド、マルセル
・ディシャンなどは卓越したコンセプチュアルアートの
同一線上にいる芸術家です。

これらこのアートジャンルはピカソ以上に一般には理解
不能です。しかし、僕にとってはこれ以上のものはない
と言うくらいの存在感とリアリティがあります。
そして、安定打座につれそれが少しずつ見えてくるとい
うか繋がりを持ち始めている感触があります。
僕にはそれが嬉しくてたまりません。
長い長い真っ暗なトンネルのなかをもがいていたのです
から尚更です。

2日程前に自分は安定打座をしながら何を目標として生き
ているのだろう?と考えたとき、コンセプチュアルアート
だと直感?しました。
そのとき自分のなかで腑に落ちるものがありました。

話をもとに戻しますが、3年前に岡山県備前市・備前焼人
間国宝の伊勢崎淳さん宅をはじめて訪問しました。
秋元雄史さんともご懇意の方です。
「河原温さんもこの部屋によくきたのですよ」と言われま
さかこんな田舎で河原温の名前が出るとは?!と驚き、そ
して話が当初から弾んでしまいました。温さんはあまり知
られてはいませんが、チェーンスモーカーで大のマージャ
ン好きです。伊勢崎さんもよくお相手をしたり、ニューヨ
ーク・ソーホーの自宅によく訪れたそうです。
他に池田満寿夫、イサムノグチとも親交があり、池田満寿
夫が晩年焼き物に手を染めたのは伊勢崎さんの影響なのか!
と驚きました。そして、これもまた大尊敬するイサムノグチ
とも親交があったとは驚きの連続でした。
事前に伊勢崎さんのことをロクに調べていなかったので、驚
きはひとしおでした。
丁度工房は東京の青山に設置する大壁画の準備に追われ、お弟子
たちは忙しく仕事をされるなか、昼夜を問わず火を投じている
登り窯に行きまた話をしたり、敷地内の展示室等をお忙しいさ
なか大変案内していただきました。

また、話が横にそれ長くなりましたが、色々案内されお話を伺
ったのち、「伊勢崎さんの本当におやりになりたいのは何です
か?」とお尋ねしました。
即座「現代美術作品です」と仰しゃられました。
河原温、イサムノグチ、池田マスオと親交があれば当然で「や
はりな・・」と合点がいったものです。

話がいつも通り逸れましたが、それもこれも安定打座とは別では
ありません。

毎朝50分の安定打座はその一つ一つが対峙そのものだと思って
います。
しかし、天風先生のされる安定打座はこんなものではない!
もっともっと凄い!を超越したものだ!と思っています。

正直5分やらそこらの安定打座や15,6分の運動法で何が分か
るものか!?とも思うし、そんな甘っちょろいもので何故真理
を捉えることが出来るのか?!と思いますが、其々お一人お一
人が僕を含め各人が信念?に従うところでやればよいだけの話
です。

死ぬか生きるか?ただそれだけの話ですから。
先の数人のコンセプチュアルアーチストだって生きてる限り命
を賭けて対峙しています。
僕もそうしたいし、そうするしかないじゃないですか。


続く





が出るとは?!と驚き



安定打座とウォルター・デ・マリア

「水彩画個人レッスン」について
07 /12 2019
a36850f63b038defba8c9b2dfa1116fe5a25a83c_xlarge.jpg

Walter De Maria "Time Timeless No Time"

瀬戸内海に浮かぶ小さな島、直島の地中海美術館永久保存
ウォルター・デ・マリアの作品です。
直島はもう随分以前から「現代美術の聖地」とされ、世界中
から現代美術ファンが訪れています。
秋元雄史さん著「直島誕生」を読むと面白い内容です。秋元
さんは「1万人に一人来ればイイのだ」というコンセプトの
もとにこの美術館を完成させました。
直島というと安藤忠雄や福武さんが全面に出ますが、地中海
美術館の立役者は秋元さんです。
地中海美術館館長から21世紀美術館館長を経て、現在は
東京芸大美術館館長、練馬区美術館館長、東京芸大教授など
歴任しています。
秋元さんとは友人というか知り合いで、実に熱いくて楽しい
人です。デ・マリアとは当然懇意でデ・マリアのことをよく
知っている世界でもまれな人です。
お互い一番の尊敬するアーチストとして一致しているし、秋元
さんのデ・マリア論は明快です。
ぼくは僕なりに天風哲学の観点からデ・マリアを見ています。
非常に謎が多く秋元さんの言われるように「てごわい」ので
すが、天風哲学からひも解くとそのほうが分かりやすいので
す。
写真のタイトルも面白いですが、若い頃ひょうっこりこの
世界の空間にはいったことがあり、やはり同じ言葉が出て
きました。そして、付け加えると「あるのは永遠のみ」
デ・マリアはもうこの世にいないので聞くわけにもいきませ
ん。秋元さんに言うと「面白いな・・」とは言っていまし
たが・・

ともあれ、デ・マリアの不可解なアートを見ると安定打座の
無念無想、空の世界に通じるところが多いのです。
彼は初期のころからすでにそのことを把握していたようです。
そうでなければ、説明のしようがないし、しかし、彼は作品
について語ることはしていません。
安定打座とはどういうものか?とは誰も説明できないのと同
様です。
若い頃の体験からなんとなくそうだろう・・とは思っていま
したが、確証はありませんでした。
しかし、今年に入りアートの世界にも光が差し込み始めてい
ます。

芝原英司先生は天風哲学、安定打座により30億の借金の返済
と会社の立て直しを目的としていましたが、僕は現代美術での
創造を目的としています。勿論それが世のため人のためになる
と信じての事です。
芝原英司先生みたく「何とかなる」と思っています。
そして、少しずつ昔の自分を想起しています。
嬉しく有難い毎日です。

しかし、今朝はもう少し・・とウトウトしていると、4時45分
で飛び起きました。
なんでも油断大敵です。

ところで、デ・マリアの他にも沢山の尊敬するアーチストがいま
す。作品も無限です。
それら、一つ一つを読み解くことで自分の作品の方向性が見えて
きます。

アートマーケット市場というのは年々500億など当たり前の
世界になっていますし、投資の対象としても動いています。
しかし、デ・マリアの作品はそれが不可能です。一度それを突
き破る意図をもって、これは売買不可能であるとの署名した紙
切れでさえ、何千万で取引されました。

ジョン・ホアン・ミロもこれならどうだ!と自身の作品を燃や
したことがありますが、その灰さえもミロが燃やした絵画とし
て取引されました。

話は大きく逸れましたが、やはり20分を過ぎると腹式呼吸の吐
く時間が細く長く深い。同時に肛門が吸い上げられてしまってい
く。おそらく熟睡しているときでさえ、こんなに深い呼吸はない
と思います。眉間が痛くなるのも同時です。
安定打座についいては色々なところで色々な話がありますが、ど
れも似ていて、また少しまたは多く違っていて具体的な記述もお
話もありません。
打座は5分でいいとか、いや少なくとも16分・・と天風先生は
言われたとか、いや、少なくとも30分から1時間はやらないと
効果がない。目は閉じて・・いや半眼で・・とかです。
これは実際半眼のほうが効果があるともいますが、行修会、修練
会では目は閉じて・・でした。
また、ブザーが切れたときの「シーンとした静けさを味わう」も
どれも同一です。

僕のように大宇宙霊のなかにぶち込まれる・・という話は聞いた
ことがありません。鐘は別ですが・・・

名にはともあれ、安定打座によりなんらかの現実に何かの効果が
あるかないかだけでの判断と確認でしかありません。

芝原英司先生のように安定打座が終わった途端、インスピレーシ
ョンがザーー!っと降りてくる・・なんてことは僕にはありませ
ん。そしてそれが収益に目に見え過ぎるくらいの効果がでている
のですから素晴らしいというか羨ましい限りです。
そのことを思う度真剣さがまだまだ足りないのだなと大反省して
います。
芝原英司先生の講話は毎日聞いています。以前は4,5回です。
仕事をしながらですが、その都度新しい発見と新鮮な感動があ
ります。
UPされた方に感謝の気持ちで一杯です。

続く




安定打座と芸術

「水彩画個人レッスン」について
07 /11 2019
a0066081_18533996.jpg

「すべての実行を、一時間二時間というような長い時間を行うことを修行の条件

に思う必要はない。人生修行のためと言って、貴重な人生の時間を犠牲にする

必要はない。

もしそうしないとできないような方法であるならば不適当なものであると遠慮

なく言いたい。

「心身統一法」の本領は、生活がすなわち修行という信条のものである。日常

の仕事を行いつつ安易に実行するのが理想なのである。

機会がある時に、一呼吸だけでも良いのである。」

天風先生 錬身抄第3章のお言葉です。

1時間でも2時間でも長いと言われ、僕は2時間半ですから、とんでもない話

でしょう。

芝原英司先生は20年間2時間、その後現在までの8年間1時間15分です。

やはりそれでも長いらしいです。

正直朝の2時間半はさすがに長いとは感じています。それで、境内に行くのをや

めてみると2時間です。

30分の短縮はかなり違います。

一人マッサージ、養動法、安定打座40分、誦句集30分、その後安定打座10分、

クンバハカにはじまり誦句4つ、運動法3つ、スクワット、腕たせ伏せ100回

自重運動15分。計休憩を入れるとやはり2時間です。

朝2時間半の時間を使うと1日のどの時間も有効に効果的につかわないと結構

仕事に差し支えます。

テレビは昔から見ないし、いわゆる無駄な時間はありません。

朝4時起きなので夜8時には寝床です。

ともあれ、

アメリカから帰国して1,2時間散歩なりで自然のなかをブツブツ言いながら

の習慣があり、それが一人行修に変わっただけなのでやはり続けます。

何よりこの時間が楽しくて仕方がないから・・というのが大きな理由でもあ

ります。

安定打座の40分、50分は本当に短く、楽しみな時間です。

言葉に言い表そうとしても言葉に出来ない世界です。よくわかりませんが、

偉大な芸術に接したときの何ともいえない感動を超えたまっさらになる世界

とよく似てるな・・とも思います。

大宇宙霊は真・善・美の世界でもあるわけですから当然といえば当然です。

子供のころからの芸術好きにとっては安定打座の魅力は堪らないものがあ

ります。

信念は煥発されなければならない

意志は煥発しなければならない

勇気は煥発されなければならない

これらはどういうことだろう?と10年近く思っていましたが、安定打座

を真剣にやるようになって自然と合点がいくようになりました。

今日はじめの文章、お言葉のように最低でも30分はやらないと効果とい

うか、やってる意味もないと自分の経験で感じます。

やはり安定打座は難しいなぁーとやってた10年はものの15分もありま

せん。何度も書きますが、芝原英司先生のように40分の安定打座なんて

考えもしませんでしたし、行修会、修練会でも40分という話は聞いた

憶えがありません。

毎朝誦句集を交互に全部する人もまた聞いたことがありません。

途中中断したものの10年続けていたのは護国寺に見立てた境内での

プラヤマナ法にはじまる誦句、呼吸操練、積極体操、積極体操だけで、

肝心かなめの安定打座はほぼないに等しいのですから、何も変わらない

効果がないのは当然です。

それでも、理解の仕方が悪いのだと決めつけて天風先生に関する本は殆ど

読んでいましたが屁理屈が増えただけでの辛い現実でした。

今やっとかすかな光が暗闇にさしこんできて本当に嬉しいばかりです。

足元が見えるだけでも希望と同時に遠くに行くことは可能です。


いや、想像していると同時に既に成熟し、そのことに感謝している。


続く







安定打座・現代美術

「水彩画個人レッスン」について
07 /10 2019
15780635_1106346989464657_2694997704690986355_n.jpg

マルセル・ディシャン晩年のポートレートです。

おそらくも99,99%の日本人の方はご存知ない人だと思いますが、
現代美術の祖といわれるアートの世界では今だ未知の解釈不能のコンセ
プチュアルアートの礎を築いたフランスの人です。
Sol Lewitt にしろMarcel Duchampにしろ、他沢山の尊敬するアーチ
スト・芸術家を天風哲学で読み解いていくと、彼等の神秘的ともいえる
謎が解けていきます。
しかし、それを言葉にすると際限がありません。

毎朝50分の安定打座にはじまり2時間半の一人行修をしていると少し
ずつ絡まった糸がほどけていく感じです。
当然、理知、理性では到達できない道程です。
しかし、これらを体系的にまとめ上げるのが僕の仕事ではないのでそれ
ら割愛しつつ、日々の事々、刹那刹那に全力です。

そして、ここ数日若い頃の信念や絶対積極的なものが反芻され「そういう
ことだったのか?!」と想起されています。
自分でも気がつかないうちに天風哲学の実践をしていたのだな・・と

ただ、大きな違いは一番大事な「世のため人のため」が抜けていたこと
です。
ですから、起こることは起こるべくして起こり、それは自分で起こした
現実で、それを試練と言おうが何であれ、調和への自然摂理です。

続く




安定打座 ひとり行修

「水彩画個人レッスン」について
07 /08 2019
tr.jpg

27才のときはじめての現代美術作品の個展です。
東京・青山のキラー通りの空間が気に入り個展をここ
でやりたい・・と申し出ました。
結構ムチャな話ですが、そういうことを平気でしてしまいます。
この作品は高さ2m20cmくらい。小さな透明樹脂をひょん
なことから見てこの作品をすぐさま思いつきました。
以降、材料探しや費用など難がありましたが、何も考えず前に
進むだけで実現しました。欅板はあつさ5cmです。黒く見える
人のシルエットは深い緑の透明樹脂です。実際にはもっと立体化
したかったのですが、費用的に妥協せざるをえませんでした。
しかし、今でも思うのですがこの頃は絶対積極そのものだったな
・・と思います。

また、平面作品も大小といくつか制作しましたが、そのなかの
2つは面白い体験でした。
個展期日が迫る中、何かもっと自分でも驚くようなものを制作
したい・・という気持ちの極限状態が続くなか、夜中に大きな
平面に向かうとまるで何かがとりついたかのように手、身体が
動きそれこそまさに自分でも驚く作品が2点出来上がりました。
天風哲学の潜勢力の発現そのものだったように今でも思います。
精神の極限にくると自分でも驚くようなことが起こるものだと
思いますが、以降2度と同じ体験はしていません。

ただ、次の年28才のときNYに行くことを思いつき、はじめて
夕方のケネディ空港に着き、飛行機の窓から外を見たとき、
「ああ、俺はここに住むのだな」と直感しました。
次の日からイエール大学を出たばかりのアーチストに会い、カ
ーネギーホールビルに行き、設計とデザインの会社のボスを紹
介され自分のポートフォリオを見せ「ニューヨークに住みたい
のでスポンサーになって欲しい」とお願いすると、即OKでした。
そして、尊敬するアーチストのSol Lewitt の親友JOに会い、
コロンビア大学のドミトリーに住むハンガリー出身のユディに
会って、「あなたがここに住みたいなら始めは私のとこに住ん
でいい・・など話がトントンに進みました。
ちなみにJoとユディは生涯の親友になりました。
2週間の滞在を経てボストン、フィラデルフィア、シカゴ、メ
ンフィス、アリゾナ砂漠、地球の割れ目・グランドキャニオン
などに行きました。

先にも書きましたが、この頃は天風哲学の絶対積極そのもので
した。思うことは即叶い、その途中当然何か障害があるにしろ
信念があるのか全然平気で苦さえも楽しみ実現していました。

しかし、自分のなかに確かな哲学がないのですから、いつの
まにか煩悶が始まりました。

天風先生ではありませんが、また一緒にするつもりはありま
せんが、あのころの自分に戻りたい・・と思いつつ帰国後存
分にあがいていました。
あれから26年経ち、安定打座のおかげでやっとその入り口
にいると確信していて本当に嬉しい毎日です。

天風哲学を知ったのは10年前です。そして、何度も書きま
すが、毎朝2時間の行修を20年間、1時間15分の行修を
8年間、計28年間1日も休まず続けられている芝原英司先
生を知ったのはついこの前です。
28年間奥さんと一度もケンカせず、子供さんも社員の方々
も怒ったことはことはない・・まさに本物です。
結果と効果を即座に出され、講話は何度見ても新しい発見と
感動です。

以来、2時間半の一人行修を続けていますが、この時間が本
当に大切で新しい発見があります。日常の刹那刹那も充実し
ています。

そして、天風先生は本当に凄い哲人だと驚き感動する毎日
です。


続く







K.T