安定打座と河原温 

「水彩画個人レッスン」について
07 /16 2019
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ON KAWARA—SILENCE
Installation view: On Kawara—Silence, Solomon R. Guggenheim 
Museum, New York, February 6 to May 3, 2015
2014年7月10日 On Kawara 他界1年後、グッケンハイム美術館
での回顧展。
Silence まさに安定打座の世界、音なき音・・
温さんの個展、インスターレーションは作品もさることながら
実に冴えているというか、もっと言うと「神の降りる空間」
おそらく、温さんはそれをも狙っています。Silence と繋がりま
すよね。時間と空間と生命、過去、現在、未来に透徹した概念
哲学をテーマにしていると思います。
しかし、温さんは作品についても私生活についても何も語らず
作品を通してのみこの相対的仮想現実で激しく、そして寡黙に
訴え続けた・・こんな解釈する人いないのですが、僕はそう考
えています。そしてこの相対的仮想現実の世界に生きつつ、相
対的なものでなく絶対という完全な真実の世界を追求していた
のだと考えます。
そう、天風哲学から見れば不可解な理解さ、解釈不能ともいえ
る温さんの作品もより鮮明に「そういうことか」と納得がゆき
ます。書けば長くなる話です。それは温さんに限らず、ディシ
ャンやデ・マリアなどコンセプチュアルアートも同様です。
少しずつこうやって書くことで自分の目的の具体的方向性の確
認をしたく、こうやって書き連ねています。
温さんやソルにしろ突然、神が舞い降りたかのように普遍的作
品に到達したように見えますが、彼らは皆ずっと以前から模索
していたのです。そして、ある日突然に見える形で自分のもの
とした。天風先生の言われる「不屈不倒」です。
だからSl Lewitt のように強い心の持ち主です。パッと見、そし
て話をしても、どうみてもいつもニコニコした気のイイ、決して
いばらないおっさんです。

話は少しずれますが、そんなソルのプロジェクトマネージャー
になったのは本当にラッキーでした。
コネチカットのソルの自宅に親友のJO夫妻と行けたのもラッキ
ーです。僕達が最初で最後でしょう。しかし、それはアンラッ
キーでもありました。だってその間アーチストになるのを断念
し、ソルの片腕で一生を終えてもイイ・・と思っていたからで
す。実際、あんなに凄いアーチストの作品に毎日携わると自分
のアートなぞやる気が失せます。実際、世界中のソルの若きド
ラフトマン達はほぼ皆自分のアートを放棄するかソルのモノマ
ネに安住します。わかっていてもその呪縛から解き放たれない。
潜在意識のなかにガッチリ確保されて動かせません。
それはソルの責任では全くありませんが、永住権を持ち日本には
戻らない決意でいた僕は戻ってしまいました。
一度ニューヨークに戻ればそのままいるに違いないと思い、断念
しました。そして、ソルの呪縛に気がつきましたが、観念要素の
更改なぞできる筈もなく、20年という年月が経ちました。
天風哲学を知ったものの安定打座の重要性を知ったのはほぼ半年
前です。
取り戻す速さには自信というか信念があると自負していますから
もう大丈夫です(笑)

ところで、今朝は3時半に起きました。
このくらいが何か一番理想的です。
安定打座をしていて朝が白々明けていくのが好きです。
今日もやはり40分が短く感じ、ついもう少し伸ばしました。
誦句集は打座と同様に重要です。昇った太陽を見ながら読誦
すると丁度30分です。なんというか、毎回打座をして宇宙
霊のなかに飛び込む?包まれている?あるいは違う(笑)
その言葉にならない言葉が凝縮された感動を憶えます。
特に緑の瞑想編になると嬉しくなります。
各人各様1万人いれば其々一人一人違います。
そして、目指すところはひとつです。

続く





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K.T